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防護服

連日の新型肺炎に関するニュースを見ていたら(そんなに見たいとは思っていないのだけど、自然に目に入ってくるほど頻繁に報道されている気がする)初めて抗がん剤の点滴をする時に、看護師さんがゴーグルやマスク・防護服を着用していて(随分と厳戒態勢なのだなあ、なんだか映画みたいだ)(このくらい厳戒態勢で取り扱わないといけない薬物を、今からわたしは体内に取り込むのかぁ...)と、他人事のように感じていたのを、ふと思い出しました。


抗がん剤は、がん細胞をやっつけると同時に正常な細胞も壊してしまうので、髪の毛が抜けたり、副作用で手先が痺れたり味覚が変わったりします。健康な人であれば、なるべく体に取り込むべきではないお薬だから、看護師さんは防護服を着用して私に点滴を打ちました。私は治療をしなければその先の命がなかったので、防護服を着用した看護師さんに点滴を打ってもらいました。幸い今は副作用を減らすためのお薬もいろいろあるので、治療前に心配していたより副作用は少なく済みました。特に吐き気は想像よりずっと軽いものでした。



また、抗がん剤の治療で白血球の数値が正常時よりずっと低くなっている時期に、外出しなければならない際はとても怖かったことを思い出しました。白血球の数が大幅に減ると、風邪やインフルエンザにかかった際に重症化しやすく、命に関わる可能性があります。電車やバスで移動している時に、横で咳をしている人がいると(マスクをしていても)とても怖かったです。

同じようにがんを治療している人たちは、この時期どんなふうに過ごしているのだろう?と思いました。ずっと自宅で療養していられたら良いんですけど、通院などで出かけなくてはいけない時はどうしてもあります。


大変怖がっていたわたしは、薬局で処方薬を受け取る時、薬剤師さんに「どうすればインフルエンザに罹らなくて済みますかね?主治医から気をつけるように、と厳しめに言われているんです」と相談したことがありました。この10数年一度もインフルエンザに罹ったことがないという窓口の薬剤師の女性は「そうねえ」と少し考え込んだ後に「うがい・手洗いは大事ね、あとね、不特定多数の人が触るような場所(電車のつり革、手すりなど)を自分も触った時は、その手で粘膜(口、目、鼻など)に触れないこと!がんばってね」と教えてくれました。

不安の中で、彼女の言葉は心強いお守りみたいに思えました。彼女の助言のおかげか、そのシーズン中(白血球の数値が悪い間)無事インフルエンザには罹らずに済みました。


かつての私のように、今まさに抗がん剤の治療中である人たちの事を想います。彼/彼女たちが感染症にかからず、無事に治療が終わると良いな。

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