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休眠打破

上記のタイトルは最近知った言葉です。なんだかリズム感のある言葉ですよね。



今まで知らなかったのですが、東京の桜(ソメイヨシノ)は、大体8月くらいまでには、その時生えている葉っぱの根元あたりに、もう来年の葉や花の芽を作ってるのだそうです。でも、秋冬にフライングでその葉や花の芽が育ってしまわないように、夏至が過ぎて日が短くなってくると、桜は自分自身で「休眠ホルモン」を出して、いったん花や葉の芽を眠らせちゃうのだそうです。時間が来たら強制的に消灯して寝かしつけちゃう。進月家---わたしと子ども達の就寝時と一緒なんすね。親近感。

では、眠った桜はどのタイミングで目覚めるのか?と言うと。


意外なことに、桜が目覚めるために必要なのは「暖かさ」ではなく「寒さ」なのだといいます。その日の最低気温が10℃を下回る日が続くと、桜は1ヶ月ほど時間をかけ、徐々に目を覚まします。


こんな感じで、いったん眠っていた状態から寒さの刺激を受けて目を覚ますことを「休眠打破」って言うのだそうです。


今までわたしは、冬の桜を眺めると「眠っているように(あるいは”死んでいる”ように)見える」と思っていたけれど、休眠打破の話を聞く限りでは、その頃すでに桜は目を覚まし始めている、という事になります。外側から見ただけでは分からない事もあるものですね。



暖かさだけでは、桜はうまく目覚めることができない。

とすると「冬の寒さが桜にとってどれほど重要か」という事がわかります。多くの植物が枯れ、死んでしまったように見える冬はなんだか寂しく、今までは苦手意識を持っていたけれど「休眠打破」の話を知ってからは、冬もそれほど悪くないかもなぁ、と思うようになりました。わたしは桜が大好きなので、その桜にとって大切な冬なら大事に思える。気がします(でもやっぱり寒いのは苦手かな...ごめんね冬。けどあなたの存在は尊重するよ)。



もしかすると同じことが言えるのかもしれません。人間にも開花の時期と休眠状態になる時期があって、一見進展のない状態に見えても”それはちょうど開花の季節に備える桜のように、じっとエネルギーを蓄えている最中なのだ”というような場面が。

いろいろあって「今、自分は桜で言うところの休眠状態である」と自覚しているのですが、焦らず寒さを受け入れ、やるべきことを地道に続け、気長に春を待つことにします。渦中にいる時はなかなか上手く想像力が働きませんが、きっと、厳しい寒さもそう長くは続かないでしょう。



(子どもの頃から、家族や友人・好きな人たちと楽しく花見をした記憶のせいかもしれません、わたしは昔から桜が大好きです。子どもの頃からの習性?で、今でも桜に対する思い入れは強く、一人で花見をするのも、気心の知れた人たちと行く花見も同じくらい好きです。毎年桜の季節にはいろんな場所へ桜を見に出かけます。春が待ち遠しいなあ...。きっと今日みたいに寒い日も、桜が眠い目をこすって徐々に起き始めている頃でしょう。)

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