おすすめノート2

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世界の均質化から分断化の時代へ、それにいかに抗うのかを新年に考えてみた。

アップリンクが1998年に配給した95~96年内戦終結間際のサラエヴォを私的な観点で見つめたドキュメンタリー『エグザエル・イン・サラエヴォ』タヒア・カンビスの監督の言葉「世界を均質化する力に抗う」をアップリンクの活動の指針としてきた。

経済的には、お金という世界共通の価値観で資本主義の世界はグローバルに活動する企業に支配され世界は均質化に向かっている。が、経済とは別な角度、政治と言うよりも、もっ

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ありがとう!
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螺旋じかけの海 1話

1話読切形式のお話です。64Pありますがどうぞ

アフタヌーンで不定期連載していたバイオSFです。
出版契約解除して作者管理とさせてもらったので、1話をupします。
こういった形の1話読切形式の連作で、進むとちょっと重めの話も入ってきます。
もしよければ電子書籍としてkindle,楽天等各電子書籍ストアにて2巻まで配信しておりますので、よろしくお願いいたします。

現在、私家版として続編を5月を目

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読んでもらってありがとうございます♪
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サンタ側に回った子供

サンタクロースは存在しない。

親からそう聞かされたのは、僕がわずか7歳のときだった。

3人もいる子供を騙しつづけることは事実上不可能だと、両親は考えたらしかった。僕たち兄弟は同じ部屋で寝ていたから、こっそりプレゼントを置いておこうにも、誰か一人でも目を醒ませばすべておじゃんだ。さらに、それぞれの欲しいものを買いそろえるだけでも大変な労力がかかるだろう。親の立場で考えてみると、しごく納得がいく。

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光栄です!
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凛々しさと優しさのあいだにあるべきもの

「あなたは凛々しいよ」と言ってくれる人がいた。
あの時、すでに私は緩みきって、凛々しさなど欠片も保てていなかった。そんなにもよい言葉で褒められるに値しない自分が恥ずかしく、情けなかった。

それでも、かつて、私は確かに凛々しかった。
アミさんとの記憶がいつも私に「あなたは凛々しいよ」と語りかける。

通った高校は地方の進学校だった。
勉強熱心で垢抜けない生徒が多かったけれど、要領のよい綺麗な子たち

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